技術・オペレーションのマネジメント 2023年秋 (WBS)

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2023年度秋クオーター
「技術・オペレーションのマネジメント」
(2019年度秋学期ティーチング・アワード総長賞受賞科目)
授業シラバス

― 多様なバックグラウンドを持つ学生誰もが受講できる授業を目指して ―

 

授業担当者: 牧 兼充 (kanetaka@kanetaka-maki.org)
オフィス: 早稲田キャンパス11号館1136号室
学期・曜日・時限: 秋クオーター / 水曜日 / 6限(18:30-20:10)、7限 (20:20-22:00)  [W-IOI導入のため教室自体での授業は19:10-22:00)
教室:  11号館902号教室
ティーチング・アシスタント: 内堀夢弥、宮本悠希

[授業形態: 夜間主・W-IOI]

この授業は、”Equity-centered Course Design”の実践を目指します。コロナ禍を経て、オンラインによる自宅からの授業参加、出張などが被った場合の授業のオンデマンド視聴など、学生の学び方のニーズは多様になりました。その背景には、仕事の負荷(ポスト・コロナにおいては、コロナ前よりも仕事が忙しくなっている感覚を持っています)、育児・介護を含めた家庭の状況など、多様な事情があることがあると思います。多様な事情があったととしても、WBSの学生であれば「誰もが」学べるような授業を設計することが求められていると思います。一方で多様な学び方の中でも、フェアな成績付けが必要とされます。このような前提に立って授業を設計することを”Equity-centered Course Design”と呼び、現在米国を中心に広がりつつあります。この授業では可能な限り、学生の皆さんの多様な学び方のニーズに対応する工夫をします。

注意事項: 授業担当である牧兼充は2024年3月よりサバティカルを取得予定であるため、牧兼充が担当する授業で学びたい方は2023年度中のの履修を推奨しています。原則として聴講は認めてはいませんが、次年度の授業を履修することができないことに鑑みて、授業のビデオを共有するなどの工夫を試みるので、授業担当者まで個別にご連絡下さい。

[授業担当者-関連情報]

このシラバスは、ゲストスピーカーのスケジュール、授業の進捗などにより、今後必要に応じて変更があることに留意のこと。

1. 授業概要

「技術・オペレーションのマネジメント」とはTechnology and Operation Management(TOM)の日本語訳である。古典的な「技術・オペレーションのマネジメント」(TOM)の授業は、技術経営と生産管理という二つの相互に関連する異なるトピックから成り立ってきた。TOMは、ハーバードビジネススクール(HBS)を中心に発展してきた経営学の一分野であり、初期のTOMは、製品の開発・製造を含めた生産管理が中核であった。その後、情報通信技術、サプライ・チェーン、サービス産業の台頭などにより、生産管理の研究領域が拡大し、それに伴いTOMの研究領域も変化してきた。そして、現在のTOMは、製品やサービスの開発・製造における技術経営、技術のオペレーション及びイノベーションのマネジメントに関する知見を提供することが主流となっている。

この授業では、技術経営、技術のオペレーション及びイノベーションのマネジメントの基礎知識をカバーし、その知識をベースに実務へのインプリケーションを考える。このコースは、ケース・ディスカッション、講義、ゲストスピーカーの講演、課題により構成される。この授業は「技術・オペレーションのマネジメント」という授業名から、「製造業や理系の人向き」との印象を持たれる傾向があるが、それは誤解である。AIなどの技術の進捗によりあらゆる産業は技術とは無関係ではないし、オペレーションにかかる知識はサービス業においても極めて重要になっている。近年の技術の進展、地政学的リスク、パンデミックの発生などにより、サプライ・チェーンのビジネスにおける影響は極めて大きい。どの産業においてもイノベーションを生み出すための手法に関する基礎知識は必須となっている。欧米のビジネススクールでは、この授業で扱う領域は必修授業となっているところも少なくない。従って、多くのWBSの学生にぜひ積極的に履修していただきたいと考えている。

この授業は多様な履修者を想定しており、業種や文系・理系などのバックグラウンドは問わない。この授業は、以下の4タイプのいずれに該当する履修者を想定している。

  • 技術の経営へのインパクトについて学びたい人
  • サービス業を含めたオペレーションについて学びたい人
  • 社内で新たなイノベーションを創出することを求められている人
  • せっかくビジネススクールに学びにきたので、今までになかった視野を広げたい人

[授業形態]

この授業はW-IOI形式で実施する。ケース・ディスカッションやゲストの講演は原則対面で行い、講師による講義をオンデマンド形式にて配信する。止むを得ない事情により欠席する学生へのサポートとして、対面形式の授業を収録し、後日オンデマンドによる配信を提供することを検討している。

[他の講師の授業との共通点・相違点]

この授業を設計するにあたり、同一担当科目を担当する長内先生、田村先生のシラバスを参考にして、授業内容の骨格の整合性を図っている。他の講師の授業との違いは、この授業はHBSのTOMの授業をモデルとしており、ケース・メソッドが主体である点、日本のケースが少なく欧米のケースを多く扱う点、戦略よりもオペレーションにかける比重が高い点、などである。

2. 授業の到達目標

  1. イノベーションのマネジメントの基本的な考え方・知識を身につける。
  2. 技術経営の基本的な考え方・知識を身につける。
  3. 技術のオペレーションの基本的な考え方・知識を身につける。
  4. 学んだ知識の実務へのインプリケーションを考える。

3.事前・事後学習の内容

  • 毎週1本のケース教材を事前に読み込み、ケース・ディスカッションの準備をすることが求められる。
  • 授業後に簡単な復習のための課題を提出することが求められる。
  • この授業は選択コア科目であることを鑑み、可能な限り履修者の負荷が高くならないように配慮する。

4. 授業計画

あくまで現時点での予定であり、変更の可能性に留意のこと。

スケジュール タイトル 内容 事前課題 事後課題
週・日付 時限
第1週
(10/11)
6限 イントロダクション
  • 授業の概要の説明
  • AI時代の学び方
  • COVID-19時代の学び方のイノベーション
(第1週は授業後でも構わない)

  • 授業のシラバスに軽く目を通す
  • ビデオ「牧兼充の研究分野・関心領域の紹介 – 前半」
  • ビデオ「牧兼充の研究分野・関心領域の紹介 – 後半」
  • ビデオ「授業担当者の「学び」の哲学」
(オプション)

  • 「ChatGPTを活用した学びの新手法」ワークシート
7限 デザイン思考(1)
  • ワークショップ形式によるデザイン思考の基礎
  • イノベーションを生み出すマインドセット
  • なし
  • ビデオ「ムーアの法則」+クイズ
  • 第1週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第2週
(10/18)
6限 デザイン思考(2)
  • ワークショップ形式によるデザイン思考を活用したアイディア創出法
  • なし
  • ビデオ「デザイン思考」 + クイズ
7限 イノベーション創出のオペレーション
  • ケース「IDEOの製品開発」のディスカッションを通じて、イノベーションの創出プロセスについて学ぶ。
  • ビデオ – 「ケースメソッドの学び方」
  • ケース教材「IDEOの製品開発」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • 第2週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第3週
(10/25)
6限 サービスビジネスのオペレーション
  • ケース「ベニハナ・オブ・トーキョー」のディスカッションを通じて、サービスビジネスのオペレーションの基礎について学ぶ。
  • ケース「ベニハナ・オブ・トーキョー」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • なし
7限 オペレーションの基礎
  • “Operations Management Simulation: Benihana V2″を活用して、オペレーションの基礎を学ぶ。
  • 教室内でシミュレーションを扱えるようにPCを持ってくること。
  • シミュレーションを完了させること (点数により加点)
  • 第3週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第4週
(11/1)オンライン
6限 プラットフォーム
  • ケース「ウーバー: 世界の移動手段を変革する」のディスカッションを通じて、プラットフォームの基礎理論を学ぶ。
  • ケース「ウーバー: 世界の移動手段を変革する」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • ビデオ「プラットフォーム」+ クイズ
7限 特別講義「ClimateTech」
  • ゲスト・スピーカー: 後藤 直義(NewsPicks 編集委員(ニューヨーク支局))
  • TBD
  • 第4週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第5週
(11/8)
6限 製品開発のオペレーション
  • ケース「米国トヨタ自動車」を通じて、トヨタ生産方式について学ぶ。
  • ケース「米国トヨタ自動車」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • なし
7限 トヨタ生産方式
  • 生産方式の基礎
  • ゲストスピーカーI: 大森俊一氏 (早稲田大学 創造理工学部経営システム工学科准教授)
  • ゲストスピーカーII: 寺坂和泰(野村総合研究所経営DXコンサルティング部 ビジネスプラットフォームグループ)
  • TBD
  • 第5週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第6週
(11/15)
6限 SCMと持続的な地球環境
  • ケース「PhD銭本慧、漁師になる (A)  サイエンティストによる持続可能な水産業の構築への挑戦」のディスカッションを通じて、持続可能な地球環境とSCMの関係について学ぶ。
  • ケース「PhD銭本慧、漁師になる (A)  サイエンティストによる持続可能な水産業の構築への挑戦」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • なし
7限 特別講義「システム思考」
  • ゲストスピーカー: 神武直彦氏 (慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)
  • 課題解決の手法としてのシステム思考の基礎を学ぶ。
  • TBD
  • 第6週クラス貢献シート (オンライン参加者は感想+Takeawayをフォーラムにポスト)
第7週
(11/22)
5限 インクルーシブ・イノベーション
  • ケース「Cipla」を通じて、イノベーションをいかにして、「すべての人」に届けるか、イノベーションと倫理の関係について学ぶ。
  • ケース「Cipla」を読み込み、事前設問の解答を考えてくること。
  • なし
6限 まとめ
  • 授業全体のWrap-upを行う。
  • なし
  • なし

5. 教科書

  • 授業担当者が選別したケース教材・論文・文献の抜粋等を集めたコースリーダー。Waseda Moodleの授業ページを参照のこと。

6. 参考文献

  • 近能善範、高井文子著、「コア・テキスト イノベーション・マネジメント」、新世社、2011年
  • 延岡健太郎著、「MOT“技術経営”入門 (マネジメント・テキスト) 」、日本経済新聞社、2006年
  • 一橋大学イノベーション研究センター 編、「イノベーション・マネジメント入門(マネジメント・テキスト)〈第2版〉」、日本経済新聞社、2007年
  • 藤本 隆宏著、「生産マネジメント入門〈1〉生産システム編 (マネジメント・テキスト) 」、日本経済新聞社、2001年
  • 藤本 隆宏著、「生産マネジメント入門〈2〉生産資源・技術管理編 (マネジメント・テキスト) 」、日本経済新聞社、2001年

7. 成績評価方法

  • 授業への出席: 30%
    • オンライン参加、事後のオンデマンド視聴でのレポート提出でも出席扱いとする
  • クラス・ディスカッションへの貢献度: 40%
    • ディスカッションは教室での参加者のみで行う。
    • オンライン参加者、オンデマンド 視聴者は、授業後に掲示板に意見をポストすることにより加点する
  • 個別課題 / 授業に関連するビデオや資料に関するクイズへの回答: 30%
    • 授業の進行に合わせて締め切りを指定する

[クラス・ディスカッションへの貢献度とは]

  • 効果的にクラス・ディスカッションへ貢献するために重要なのはその頻度(量)ではない。
  • 以下の指標を参考にすること。
    1. 他者の発言を積極的に聞いているか。その発言はその時点のディスカッションに関連性が高いのか。過去のコメントにどのように繋がっているのか。過去と同じことを繰り返しているだけではないか。
    2. 自説を述べるのではなく、ケース分析によるエビデンスもしくは過去の経験に基づいているのか。
    3. 新しいアイディアをテストしようとしているか、それとも安全なコメントをしようとしているか。具体的には、ケースに記述されている事実を繰り返し述べるだけのコメントは、「安全なコメント」と見なされる。
    4. コメントは、過去のコメントに積み上げる形で、ケースの深い理解につながっているのか。他者の学びに貢献できているのか。

[採点プロセスの公開について]

  • 授業で獲得した点数は、適宜Moodle上でフィードバックする。採点ミスがないか確認すること。授業終了時に確認期間を儲けるので、その際に必ず確認すること。期限までに申し出がない場合には、採点結果に同意したものとして最終成績を確定する。

[課題の締め切り後の提出について]

  • 授業における課題の締め切りは、学生の学習効果の最大化のための、学習のペースを保つことを目的にしている。
  • 以上の理由により、この授業においては、全ての課題について、締め切り後の提出を認めない。

8. 授業の進め方

  • ディスカッション主体。この授業では、学生の積極的な参加が特に重要である。履修者は授業全体を通じて積極的な参加が求められる。
  • ディスカッション時には「発言の質」において貢献することが求められる。
  • ケース・ディスカッションにおいては、学生の事前の予習が強く求められる。事前準備を手助けするために、「事前課題」が準備されている。これらの「事前課題」は、ケース・ディスカッションをキックオフする役割を担う。
  • 授業をインタラクティブにするために、ITツールを積極的に利用する。PC、スマートフォン、タブレットを授業時に活用できるように準備しておくこと。

9. その他の注意事項

  • この授業の履修確定は2週目の授業に参加した時点で行う。第1週目の内容により履修しないことを決めた場合も、担当教員に連絡する必要はない。
  • Cohort Book (履修者・聴講者のプロフィールをまとめたもの): 授業のディスカッションのクオリティを上げるために活用させていただく。(2週目の提出)
  • 授業のトピックに関わるゲスト・スピーカー、ゲスト・ディスカスタントなどをお呼びすることがあるので、あらかじめご了解いただきたい。
  • 提出いただいたtakeawayや課題などは、授業での議論の活性化を目的として、実名で履修者やゲスト・スピーカー、ゲスト・ディスカスタントに共有するので、あらかじめご了解いただきたい。

10. 授業履修に際しての Honor Code

  • 早稲田ビジネススクールの定める「WBS 授業履修に際しての Honor Code」を遵守すること。
  • 本授業におけるHonor Code
    • 全ての課題については、履修者同士で相談しても構わない。必要に応じて、スタディ・グループで議論することを推奨する。
    • 全ての授業準備、課題については、過去の授業の履修者、もしくは他大学における配布資料・ノート・授業スライドなどを参照することを禁止する。
    • 同様の理由で、授業課題の締め切り後 (授業でディスカッションを行った後)の提出は受け付けない。

11. この授業におけるAIツール活用に関する方針 (Ethan Mollick氏のシラバスをベースに一部改編)

  • この授業では学生がAI (GenerativeAIのツールとしてのChatGPTを含む様々なAIツール)を活用することを期待している。AIを活用する力は現代社会における必須スキルである。これらのツールの活用の仕方について授業においても取り上げる。
  • ChatGPTの限界を理解した上で利用すること
    • あまり深く考えられていないプロンプトを入力すると、質の低い結果が出力される。良い結果を得るためには、プロンプトを工夫する必要がある。これにはそれなりの訓練が必要である。
    • 出力結果の内容を信頼してはならない。出力結果の中には数字や「事実」が含まれるが、自分が元々知識を持っているか、他の参考文献により確認しない限りは、誤ったものとして扱うこと。このツールを活用することで生じる内容の誤りについては、自分で全責任を持たなくてはならない。従って、自分が良く知っているトピックに関して、使いやすいツールであると言える。
    • AIはツールであるが、利用した場合にはその旨を示す必要がある。もしAIを利用した場合には、AIをどのように利用したか、結果を得るためにどのようなプロンプトを利用したかを、全ての課題において具体的に示すこと。AIの利用法を示さないことはHonor Codeの違反であり、不正行為となる。
    • このツールをどういう時に利用するべきかを自覚的に考えること。このツールを利用することが相応しくないと考えられる時には、利用しないこと。
  • 授業で活用するにあたっての参考URL

12. “Equity, Diversity, Inclusion, and Belonging”の尊重

  • この授業は、インクルーシブであることを前提としています。
  • この授業では、すべての学生が、人種、自認する性別、性的指向性、社会的地位、年齢、障害の有無、宗教、出身地域、国籍、言語の得意・不得意、その他個々人の多様性を生み出すものすべての観点において、同等に学ぶ権利を提供することを目指しています。
  • この授業がインクルーシブであるほど、多様性が生まれ、イノベーションや創造性が強化され、皆さんの学びの体験が向上します。
  • インクルーシブや授業の実現のためには、履修者の皆さんのご理解が不可欠です。どうか積極的に参加し、助け合って、そして皆さんのピアのことの理解を深めてください。多様性、人とは違うということを相互にリスペクトし、それを強みにしましょう。
  • 授業のオンライン化・ハイフレックス化は、学生が授業に「所属している」(Belonging)という感覚を減少させました。この授業では対面を重視することで、また多様な工夫を取り込むことにより、履修者の皆さんの”Belonging”を大切にして、より良いラーニング・コミュニティの構築を目指します。

13. 本授業を担当するにあたっての「学びの哲学」

私が本授業を担当するにあたっての「学びの哲学」は以下の通りです。

  • 質の高いLearning Communityの醸成: 教員と学生の両方が授業にコミットすることが前提です。
  • Peer Effect: 学生個々人の行動は、自分のみならず他者の学習の質に影響するという責任感を持つ人が集まる授業であること。そこに賛同いただけない方にまでInclusiveである必要はないと考えています。
  • Equity, Diversity, Inclusion and Belonging: あらゆるバックグラウンドの人がrespectされる授業でありたい。ただし、EquityなきDiversity and Inclusionは成り立たないと考えています。
  • クラブ財としての授業: Learning CommunityはLife Longです。学費を払ってるのだから良いサービスを受けて当然という思考性の方は、学費を払わなくなったら人間関係がそこで終了します。クラブ財は会費制による相互によるcommonsの構築・運営により成り立ちます。そのために一人ひとりの「貢献」を求めます。
  • Learning Scienceとしての実践: 「学びの科学」を前提として授業構成を考えています。教室は楽しくワクワクする空間である必要があります。講義形式(Explanation)ではなく、体験型(Experiential)な授業構成を最大限目指します。
  • 先端的なテクノロジーの活用: この授業は新しいテクノロジーを積極的に導入します。TAによるサポートを前提としますが、各自でITリテラシーを向上していただくことを求めます。
  • 実験と失敗: 授業では常に新しい授業の形を追求します。常に新しい「実験」を試みますが、当然失敗することも数多くあると思います。そのプロセスも含めて、皆様にイノベーションとは何かを学んでいただきます。
  • 聴講の学生のinclusionと貢献: 聴講も履修者と同じコミットを求めます。より厳密にいうと大学内での教員の評価は履修者数でなされますから、聴講を認めるというのは、教員としては自分の評価は上がらない形でボランタリーに学ぶ場を提供するということです。従いまして、履修者以上に、learning communityへ貢献していただくという前提で受け入れていることをご理解ください。

14. その他の関連情報

[ティーチング・アワード総長賞受賞にあたってのインタビュー記事]

[過去の履修者の感想]